外はジメジメしていて、自転車をこぐとすぐ身体がベタベタになる。
去年の今頃つくった曲を聞いてみたんだけど、やっぱりジメジメしていて、
天気や環境や自分のコンディションて、無意識に曲に反映されるんだなぁと。
面白いね。
PVの撮影が終わったんだけれど、なんだかすごく色々なことを考えた。
そのせいで、現場でも、その後もぼーっとしてた。
Dirは僕が大学の映画学科にいた時の同期のカメラマン。
彼とは大学1年の頃から意気投合して、夏休みには毎年一本自主映画を撮影も編集も
なーんにもわからない状態で、ただ見よう見まねで作っていた。
『よーいスタート!』のかけ声にワクワクしちゃうぐらいナンパな感じ。
僕が当時40GBで30万ぐらいしたマックを買って
彼が当時発売したてのカメラ、SONYのPD150を買って。
それから、4年間、卒業制作も含めて、彼の撮るものにはほとんど
僕が音声、音響効果、音楽をつけた。
PVの撮影のとき、そんな当時のことばっかり考えてしまったのは、
ヒサシブリに一緒のものを作ることになって、
彼がすいすいカメラを操る様子や、人を動かしたり、
構成を考えたりしてるのを見て、
あぁ、本当にこいつ、カメラマンになったんだなぁ
と思ったのと、
僕たちが、自主ではなく仕事をしているんだなぁ
と、ビシビシ感じたから。
その現場には、ヘアメイクを考えるプロ、スタイリングを考えるプロ、
照明を考えるプロ、カメラマンを支えるプロ、現場の進行を考えるプロがいて、
スマートで、暖かい現場。
現場の人間からすれば、数ある仕事の中の一つの小さな仕事に過ぎない
かも知れないけど、僕にとっては、現場で永遠と流れている僕の曲を聴きながら、
この曲の映像をみんなで創っているのが、ソワソワとドキドキと、感謝と、
なんだか申し訳ないような、でも夢のようだったよ。
撮影場所は、偶然にも先月僕がCM音楽をやらせてもらった制作会社。
製作を担当して頂いたのは偶然、以前別の場所で一度会ったことのある方。
照明の方はこれまた、偶然、レーベルA&RのJFKの知り合いであったり、
現場ではあー、どうもお久しぶり!的な会話が行き交い、
改めて、ヒトのツナガリの面白さを体験した。感謝。
ヘアメイクの方に
『音楽家の影響力はすごい、0から1を創る。僕らはその1を拡大させる仕事』
と言ってもらったのだけれど、
僕からすれば、そこにいるスタッフたちの姿勢や引き出し、意識のほうが、
よっぽど、ストイックでクリエイティブと感じてしまったけど、
そのことは内緒にしよう。
さて、
アルバム発売はもうすぐ。
PVに限らず、僕がOUTPUTした音を色々な分野のヒトが
手を添えて発売日に向かっている。もう初体験の連続だね。感謝。
自分の作品がどんな色に染まっていくかは未知だけど、
色々なヒトの耳に届いて、色々な景色を見せる音であってもらえればうれしい。
このブログは、日々思ったこと、音楽のこと、仕事のこととか、マイペースに
書いていこうと思います。今日は長くなってしまったけど、基本大雑把なので
さらっと、めんどくさくならないように自分に向けて書くように続けていこうと思います。
Hidetake Takayama
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